先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
ひとしきりあはく雪ふり月照りぬ水のほとりの落葉の木立
歌集「路上」から
若山牧水
先生の鑑賞
(前略)ほんのつかのま、さらさらと雨ならば時雨のように降ってきた雪がやむとすぐに月が照りだした。
月の光に照らされて、水辺の落葉した木立の姿が印象的である。
その木立にさらさらと降って止んだ雪のあと、月が照りだしたときの感覚を心に触れた順序に言い表した歌だと思いますが、そのように順番に事柄を言ってあるだけのものなのに、一首全体を詠んだあとに受けるものとして、何かまれな静かな美しさに誘い込まれるようなものの残るのを感じます。(以下略)
僕なりの鑑賞
水辺の葉の落ちた木々・・・・・。
ひとしきり降って止んだ雪・・・・・。
そして今は・・・・・。
月が照っているだけ・・・・・。
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