短歌の感動とは

電線にならびてとまれる雀の群れ一羽がたてばみな続きたり

この歌は、見たままを言っているだけで、それがどういう気持ちを持っているのか、そうしたことから感じられる味も含みもない、すなわち内容のないものになっているのだそうです。

土の上に白きすじ引きて日ぐれまで子どもの遊ぶ春となりにけり

この歌は、寒い冬が過ぎて、あたたかい春が来た頃の、長いたそがれ時の、人の感情が充分に表現されているのが感じられるそうです。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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