ひとしきりあはく雪ふり月照りぬ水のほとりの落葉の木立
歌集「路上」から
若山牧水
少し雪が降っていたんですね・・・・・。
晩秋の湖でしょうか・・・・・。
落ち葉している木々・・・・・。
そこに月あかりが照っている・・・・・。
ひとしきりあはく雪ふり月照りぬ水のほとりの落葉の木立
歌集「路上」から
若山牧水
少し雪が降っていたんですね・・・・・。
晩秋の湖でしょうか・・・・・。
落ち葉している木々・・・・・。
そこに月あかりが照っている・・・・・。
野にたてるけふの霞に枯色の遠山脈は空とまぎらふ
国武史郎
冬でしょうか・・・・・。
野に立ち込める霞・・・・・。
遠くの山脈は・・・・・。
空と区別がつかない・・・・・。
見るかぎり濁れる海の遠(おち)にして陸かと見ゆる一線の緑
国武史郎
一線の緑、とは何でしょう・・・・・。
よく分かりません・・・・・。
海が濁っているので、なおさら・・・・・。
鮮やかに見えたのでしょうか・・・・・。
大江(たいかう)の濁りみなぎらふ海をゆくこの船の揺れ今朝はをさまる
国武史郎
中国でしょうか・・・・・。
風が強かったんですねえ・・・・・。
昨日までは・・・・・。
うららけき野に人のゐて呼べる声ちかくひびけりこの二階まで
国武史郎
春でしょうか・・・・・。
野で・・・・・。
誰かを呼んでいる人の声・・・・・。
作者は旅館にでも泊まっておられるのでしょうか。
うまきもの豊かにあるか就中塩鮭とめざしと口に尽きぬを
(美食)
植松寿樹
何が美食かは・・・・・。
ご本人次第・・・・・。
ということでしょうか・・・・・。
お好きなものが沢山あるということは・・・・・。
幸せなことですよね・・・・・。
就中(なかんずく)が難しい読みでした。
もみじ葉の枝に残りて日を透かす桜の赤と栗の黄色と
藤本楠庭
はざまには風に揉まるる樹も見えてここの尾根筋うす日照りいづ
(槍ヶ岳西鎌尾根)
植松寿樹
山の天気なんですねえ・・・・・。
山登りをした人にしか・・・・・。
分からないでしょうね、これは・・・・・。
巌群るるゆくての尾根にはばまれて逆巻き騰る霧かぎりなし
(槍ヶ岳西鎌尾根)
植松寿樹
すごいところですねえ・・・・・。
山登りの・・・・・。
醍醐味でも・・・・・。
あるのでしょうか・・・・・。
岨づたふ生徒膽(まも)りて立つ吾を押しゆるがして霧吹き寄する
(槍ヶ岳西鎌尾根)
植松寿樹
危ない場所なんですねえ・・・・・。
急な斜面の上を歩いている生徒・・・・・。
それを守るべく立っている先生・・・・・。
その先生に吹き寄せる霧・・・・・。
うしろより我に迫れる靴音がいつまでも同じ間隔たもつ
植松寿樹
夜道でしょうか・・・・・。
気になりますよね・・・・・。
ちょっと怖くて・・・・・。
夕ひと時もろもろのもの息ひそめ寒気(かんき)の徹るこの静かさや
植松寿樹
寒い夕べの鎮もり・・・・・。