教祖のお教え その二

うぬぼれないで「神さまありがとうございます」という、このつつましい境地は、次に己れが進歩発展する態勢にあることとなるのです。

すなわち、「やっとできたが、これでいいかしら」という恐れ心というか、ふるえ心というか、うまくできればできたで、「神よ、よろしく恵みたまえ」と感謝をささげて祈るといった敬虔(けいけん)な境地でいますと、それは無限に進歩発展する態度なのです。

このようにしてできたものを人に見せますと、「すばらしい」とほめてくれます。そして、そういう芸術は飽きがきません。

己をむなしくした境地の芸術というものは、生きて動いているものです。


僕は偉そうがゆえに大失敗をしてきているので、このお教えが身に沁みます。

子供の頃から教えて頂けてきているのに、大失敗をするまでは、自分は正しいぐらいに思っていて、気づけなかったのです。

心癖というものは、自分の力では、どうにもならないもののようです・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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