とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)

野にたてるけふの霞に枯色の遠山脈は空とまぎらふ

              国武史郎


秋の野かと思ったのですが、どうやら早春の野のようです。

一連の歌の題として「早春雑詠」と記してあるそうですから・・・・・。

そこに霞が漂っているんですねえ。

遠くに見える山脈は空とまぎろうほどに・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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