とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)

夜の雨にまじる虫の音わがむねに白刃の如くいたしつめたし

                 九条武子


雨が降っていると虫は鳴かないのではないかと思うのですが、鳴いているようなのですね。

しかし、それがどうして白刃のように感じられるのでしょうか。

この歌には直接あらわれてはいませんが、何かつらいことでもおありになったのでしょうか・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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