とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)

死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはず天(てん)に聞こゆる

                   斎藤茂吉



残念ながら、ご寿命なんでしょうか・・・・・。

遠くの田んぼで鳴いている、蛙たちの声。

それが天にも聞こえるような、あるいは、天から聞こえるような響きで、シーンと静まり返った闇夜を包んでいるのでしょうか・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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