とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)

   梅園ーーー久能山東照宮境内にて


うすざむく頬(ほ)をかすめゆく春風に白梅(しらうめ)の花ななめに飛びぬ


枝ひくく咲きて香へる白梅の花顫(ふる)はしてこち風とほる


横臥せる梅の老木(おいき)やそのかげと重なり合へり真昼日浴びて

                   本居亮一



テーマは白梅と春風でしょうか・・・・・。

梅の老木が横に伏せているといっても、あまり低くもないんでしょうね。

真昼の日を浴びて出来る老木の影とご自身が重なり合うくらいなんでしょうから。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

0コメント

  • 1000 / 1000