及ばずながらの鑑賞(再び)

海峡をおしくだる潮せめぎ合い高波となり走る早しも

            湯浅竜起



鳴門海峡を思わせられます・・・・・。

鳴門海峡では潮流が二つに分かれていて、一方が満潮の時に、もう一方は干潮になっているのだそうです。

その潮位の差は、最大で約1.5mにもなり、潮流は時速20kmにもなるのだそうです。

海峡の中央部と両側の流速の差や、独特の海底地形も要因となって、鳴門の渦潮ができるのだそうです。

この御歌は、場所は違うかもしれませんが、そのような独特の潮流になっている海峡ではないかと思われます。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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