先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
土埃(ほこり)あがる春のちまたをくれなゐの帽子を被(かぶ)りゆく子供見ゆ
原 阿佐緒
先生の鑑賞
阿佐緒は結婚関係において不遇だったといいましょうか、二度の離婚を経験しています。
そのいずれにも男子を得ていますが、父親を離れて育つわが子への愛情を、切実に短歌に表現したものが数多く見られます。
この歌は、子どもに対する気持ちを単純化してうたったもので、阿佐緒がアララギに移った初期の作品ですが、赤彦もさすがにくろうとの歌だといってほめたとのことです。
僕なりの鑑賞
春の強い風でしょうか・・・・・。
この子供に、何を思われたのでしょうか・・・・・。
0コメント