常磐津 廓八景

 久しぶりに、NHKのにっぽんの芸能を見させていただきました。常磐津の廓八景というもので、琵琶湖の辺り、近江の国の名勝になぞらえて、江戸の吉原の遊郭を情緒豊かに描いた華やかなものだそうで、三味線を弾く三名に、浄瑠璃を語る太夫が三名という構成でしたが、皆さんがお上手であるためでもありましょう、とても心地よく、心が落ち着きました。常磐津節は三味線音楽の一種で、歌舞伎の伴奏や日本舞踊の伴奏としてだけではなく、今回のように、素浄瑠璃としても演奏されるものだそうです。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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