とぼしい情操なれど(僕なりの鑑賞)

君のただたのしくあれば足るといふわれと愛(かな)しき心なるかも


ふとしては馴れたゆまんとするわれに真澄(ます)みむかへり君が瞳は


はればれとわれに真向ふ君が瞳(め)の一生(ひとよ)を貫(ぬ)きて曇るなとおもふ


家まもりいとまなき身をかなしみてよきひとぞ君は花かひて来つ


門いでの楽しくあれと君がため暁はやき庭は浄むる

             潮 みどり


難しい言い回しなので良くは分からないのですが、君は、楽しく暮らせればそれでいいとされているようで、その純粋さを失わないでほしいと作者は願っているのでしょう。

どうやら君とはご主人のことらしく、純粋なご夫婦であろうことが伺われます。



娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

0コメント

  • 1000 / 1000