先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
かたはらにひとのをらぬをよろこびてあゆみつづけぬふるさとの道
細井魚袋
先生の鑑賞
冬日の静けさのうちにあって、しみじみとふるさとを味わいながら、思い入れ深く彼は道を歩み続けたのです。
かたわらには誰一人居りませんので、自分のひとりごころをみだされることもないことが有難く思えるのでした。
ふるさとの道を歩きながら、ふるさとが包んでくれる自分へのそこはかとない愛情のようなものさえ感じていたことでしょう。
ふるさとは、彼のこころを安らかにし、いつまでもやさしく彼を包んでくれているような心地さえしたであろうと思われます。
僕なりの鑑賞
故郷の道を歩き続けている・・・・・。
周りには誰一人いない・・・・・。
それを喜びながら・・・・・。
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