先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
井のほとり片葉の葦が素枯れゐてただしらじらと雨降れりけり
市山盛雄
先生の鑑賞
手児奈が身を投げたといわれる井戸のほとりに作者はしばらくたたずみます。
その井戸のめぐりに立っている葦は、色あせて素枯れてしまっています。
きっと葉先も茎にまつわるように下垂れてしまっていたと思われます。
みるからにさびさびとした古跡の風情なのです。
作者はそうしたあたりのたたずまいにこころ触れつつ、感傷ふかく手児奈の故事に思いをはせていたことでしょう。(以下略)
僕なりの鑑賞
手児奈の故事にまつわる井戸・・・・・。
そのほとりに素枯れている・・・・・。
越後七不思議に数えられている片葉の葦・・・・・。
ただしらじらと・・・・・。
雨が降っている・・・・・。
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