先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞

ただに白く揺らげる花の一つ一つつばらに見れば隈をもちたり

            石井直三郎



   先生の鑑賞

木蓮のその美しさに、じっと見入っているうちに、さ揺らいでいるまっ白な花が、どの花もどの花もみな残らず、一つ一つに朝陽を受けて光っている内側には、愛しいとも見える陰影を持っているのです。

非常に澄んだこまやかな感じを受ける歌だと思います。



   僕なりの鑑賞

真っ白な木蓮の花が揺れている・・・・・。

よく見れば・・・・・。

一つ一つの花に・・・・・。

美しい陰影ができている・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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