先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
君のただたのしくあれば足るといふわれと愛(かな)しき心なるかも
潮みどり
先生の鑑賞
結婚した後も、大層愛情深い心を通わせ合いました。
一心に夫に捧げるという生活をしました。
夫があけくれをただたのしく過ごしてくれれば、それで、自分の女心は何ものにもまして満ち足りた幸せに浸されるというのです。
そしてそういう自分の姿をわれとみずからふりかえってみても、われながら女心の愛(いと)しさが身内ににじみあがって来るのをおぼえるのでしょう。
それは決して自分をあわれに思う心ではなく、それほど純粋に夫に傾いている自分が女心のよろこびともいうべきものを味わっているということなのです。
やはり自分は女なのだ、妻なのだと自分自身に思えることは、女性にとってはいい難い喜びであったに相違ありません。
その心情を「われと愛(かな)しき心」という言葉で表現したのです。
僕なりの鑑賞
一心に夫に捧げられたんですねえ・・・・・。
やはりそれが一番の・・・・・。
妻の幸せなんでしょうね・・・・・。
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