先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
萩の葉のそよぎこまやかに風たちて待ちわぶる雨のくもりらしかり
今井邦子
先生の鑑賞
(前略)雨を待つ気持ちでいるとき、折りしもあたりの日影は消えてきて、曇り日の様相をただよわせてきました。
そしてそれに伴って風がたちはじめたのです。
萩のこまやかな一葉一葉が、それぞれの向きにひらめくような風が、やむことなしに庭を吹きわたります。
きっと、俗にいう、「雨のにおい」さえいっしょに運んでくるような風だったでしょう。
この風がたつ今日の曇りこそ、今に待望の雨をもたらす曇りらしいと思ったその心のうごきを、そのまま三十一文字にいいあらわしたのがこの歌です。(以下略)
僕なりの鑑賞
萩の葉を・・・・・。
そよがせるような風が吹き始めた・・・・・。
曇ってきた空模様からも・・・・・。
待ちわびた雨を・・・・・
期待できそうだ・・・・・。
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