先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞

ま日うけて空に坐れる堂塔は大いなる発光体の如くしづけし

            岡山 巌



   先生の鑑賞

(前略)晴れた空からの日射しがさんさんと照り注いでいる議事堂の堂塔が、空の青さを背景にどっしりとボリュームのある偉容を構えているのを見て、空に坐れると表現しました。

 その大きくも美しい白亜の殿堂が空に映えている輪郭をじっとみつめていると、何かその建て物自体があやしく光りを発しているようにさえみえてきます。

 晴れた日を、空にそびえるように構え立つ殿堂に見入っているうちには、作者の心はおのずからそこに吸いこまれるような感じがしたと思われます。「しづけし」ということばはその感覚まで含めた表現なのです。



   僕なりの鑑賞

日を受けて聳えるごとき議事堂・・・・・。

その偉容に圧倒され・・・・・。

光を放っているかのようにさえ見えるという・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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