先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞

刈りこまぬ椎の木にかかる下弦の月ほそきあかりがひとところあり

             北見志保子



   先生の鑑賞

椎の木は刈りこまれていないから、自然のまま繫っています。

そのくろぐろと繫っている葉叢のうしろに下弦の月がかかっているので、細いあかりが一カ所だけみえているのです。

ちらちらと明るく、あたりいちめんのくらさの中に光っているのが心を惹きます。



   僕なりの鑑賞

夜の暗さのなかに・・・・・。

繫っている椎の木・・・・・。

その葉の間から・・・・・。

下弦の月が覗いている・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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