先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞

寺庭の明るき砂に降り注ぐひるの小雨は音たたぬほど

           上杉一甫



   先生の鑑賞

この歌ができたときは、私もいっしょにおりました。

昭和八年の末ちかく、初冬のころでした。

寺は有名な法隆寺です。(中略)

 降りだした雨にもかかわらず、法隆寺の境内は思いなしか明るく感じられ、由緒ある寺庭の静寂をひとしおひきたたせるような、寂(さ)びた思いにひたれる雨でした。(以下略)



   僕なりの鑑賞

法隆寺の庭の明るく感じられる砂に・・・・・。

お昼どき・・・・・。

静かに雨が吸い込まれてゆく・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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