先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞

秋日和さだまりぬらし代々木野の夜のひきあけを霧降るみれば

             森園天涙



   先生の鑑賞

(前略)今の東京のすがたからはとても想像もできないほど、この歌の詠まれた頃の代々木のあたりは、練兵場をはじめとして、まことにひろびろとうちひらけた緑の色も鮮やかな広野が見渡せました。

朝くらいうちから起きていて、夜のひきあけの頃おいをその広野のたたずまいに眺め入るのですが、しずかに乳色の霧が、あるいは樹立ちの中辺に、あるいは草原の低いくぼみくぼみに、濃く淡く降りて、あたりいちめんにやわらかくおちついた感じを漂わせているのです。(以下略)



   僕なりの鑑賞

代々木野の早朝・・・・・。

霧が立ち込めている・・・・・

秋も深まったなあ・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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