先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞

渡り鳥のおのがじしなる啼声の空遠ざかり一つにきこゆ

            森園天涙



   先生の鑑賞

(前略)近い空を渡る渡り鳥の声が聞こえるのですが、つぶさに聞いていると、その一つ一つに、それぞれの声音をもっているのがわかります。

しかし、段々と鳥の一群が遠ざかるにつれて、そのひとつずつの違う声音もひとつにとけこんでしまって、ただ一群の鳥の声として、小さく細くなってゆくのです。(以下略)



   僕なりの鑑賞

近くを飛んでいる渡り鳥の群れ・・・・・。

それぞれの声が聞き取れていたのだが・・・・・。

遠ざかるにつれ・・・・・。

一群れの声として聞こえはじめ・・・・・。

やがて消えていく・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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