何事も喜びにとって(和歌6)

 中納言家持

かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける

(七夕の日、牽牛と織姫を逢わせるために、かささぎが翼を連ねて渡したという橋)(天の川)

天の川にちらばる霜のような星の群れの白さを見ていると、いつの間にか夜も更けたのだなあ

   中納言家持(ちゅうなごんやかもち)

奈良時代後期の人、大伴家持(おおとものやかもち)です。

三十六歌仙の一人で、大伴旅人(おおとものたびと)の息子です。

早く父親に死に別れ、叔母の坂上郎女(さかのうえのいらつめ)に育てられたそうです。

人生やり直し作家:大空まえる

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集などを執筆しています。

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