先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞

庭芝を擡(もた)げて萌ゆるものの芽を明日は発(た)ちゆく子と見めぐりぬ

                 高安やす子



   先生の鑑賞

次に帰省する子を見るときは、その芽がみどり色濃く繫っているときだろうか、それとも枯れ枯れに色褪せているときだろうか、家の庭の草木を見めぐるうちにも、しばしの別離のために母子の情を交わし合うのです。



   僕なりの鑑賞

芝生の庭・・・・・。

春でしょうか・・・・・。

芽吹いてくるものがある・・・・・。

それを・・・・・。

明日は出発する子と・・・・・。

名残を惜しんで見ている・・・・・。

芽吹く草・・・・・。

巣立ちゆく子・・・・・。


娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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