先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
遠くにて鴉なきしが冬の日のはや暮れ落ちて音ひとつせぬ
橋田東声
先生の鑑賞
ひそまりかえっている御陵の山の、どこか遠いところでからすの鳴く声がした。
それも数かさねて鳴いたのではない。
一声か二声かきこえたが、それっきりあとはもうすっかり短い冬の日も暮れ落ちてしまって、夜にはいる前の深い深い静寂の中に、万物はしみいるようにとけこんでいる。
そこにはもう耳にはいるべき物音ひとつないという歌だと思います。
(中略)言葉に表れていることの奥に作者のこころがこもっていると、それが間違いなく読む者の心にもひびいてくるということを学ぶことのできる作品だと思います。
僕なりの鑑賞
静まり返っているんですねえ・・・・・。
遠くで鴉が鳴いただけで・・・・・。
あとは何ひとつ音のしない・・・・・。
冬の夕暮れ・・・・・。
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