先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
病む母にしばしばはよらず夕さりし門辺に吾子が吹くラッパはも
原 阿佐緒
先生の鑑賞
母は子を思い、子はその幼な心のうちにも母をいたわっている感じが切実に味わえると思います。
甘えて母に寄りつきたい気持ちをおさえている子が、いたつきの母を離れ門辺に出てラッパをならしているのです。
その吾が子の心根を痛いほど感じている母親の心情が、「しばしばはよらず」といい、「吹くラッパはも」とうたった中から、うらがなしく読者の胸にもひびいてきます。(以下略)
僕なりの鑑賞
病床の母に甘えてばかりはいられない・・・・・。
その子が・・・・・。
夕べの門辺でラッパを吹いている・・・・・。
ひとり寂しく・・・・・。
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