先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞

よい子は一人であそぶとをしへつつひとりあそべるみれば愛しき

              水町京子



   先生の鑑賞

京子は、片付けておきたい仕事をいくつも抱えております。

だから、もう一人歩きできるようになった幼児のことで、子守に専念する時間はなるべく省きたいと思っています。

だから、「良い子は一人で遊ぶのよ」と言いきかせておきました。

そうすると、すなおなその子は、何かと自分で遊びを工夫しては、ひとり遊びをいたします。

親の言うことをよく聞きわけて、そのようにひとり遊びをし、京子の手をとらぬようにしている幼児を見ると、ふびんとも思われるようないとしさやかわいさが湧きおこってきます。

そうした気持ちと幼児に言いきかせたこととの間に、若干の矛盾めいたものを感じるのですが、その心のうちを「教えつつ・・・・・愛しき」という表現であらわしました。



   僕なりの鑑賞

忙しくて、なかなか構ってやれないけど・・・・・。

そうかといって・・・・・。

一人でおとなしく遊んでいる子を見れば・・・・・。

構ってやりたくもなる・・・・・。

娯楽小説作家:藤本英明 (大空まえる・明日香英麿・藤本楠庭)

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集・アダルト小説などを執筆しております。

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