先生の鑑賞を参考にさせて頂いての鑑賞
加茂川の石みなぬるるむつかしと人を呼ぶなり夏の日の雨
与謝野晶子
先生の鑑賞
佐藤春夫氏によれば、この歌には国語では主格が省略されるのを利用して読者の想像力に待つというので、その意味は「涼を求めて夕立の後に川べに出た一人の舞姫が河原の石が濡れていて歩きにくいのに、(むつかしいと)悲鳴をあげて朋輩に救いを求めている」というところを描いた歌であると説かれています。
そう解釈が下せますと、声を立てて人を呼んでいる濡れ石の上の舞姫の姿までが想像されてきます。
しかし、一読ではなかなかそこまでは判読し難いと思います。
僕なりの鑑賞
加茂川に降る夏の雨・・・・・。
その雨上がりの河原の石・・・・・。
濡れていて歩きづらい・・・・・。
思わず友に助けを求める・・・・・。
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