何事も喜びにとって(和歌3)

  柿本人麿

あしびきの 山鳥(やまどり)の尾の しだり尾の

長々し夜を ひとりかも寝む

山鳥の尾の、長く長く垂れ下がった尾っぽのように長い夜を(想い人にも逢えないで)独りさびしく寝ることだろうかなあ

   柿本人麿(かきのもとひとまろ)

持統天皇の頃の宮廷歌人で、三十六歌仙の一人。

下級官吏で710年ごろに石見の国(現在の島根県益田市)で亡くなったといわれているそうです。

万葉集の代表的歌人の一人で、長歌20首、短歌75首が収められているのだとか。

人生やり直し作家:大空まえる

絵本・探偵小説・時代小説・随筆・歌集などを執筆しています。

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